ポリオの予防接種5(まとめ&考察)

12月 10th, 2011

調べつつ、考えつつ書いて来たのでどうもばらばらとした感じのシリーズになってしまいました。最後にざっくりまとめておこうかと。

1.まだポリオの予防接種を一度も受けていない場合
・リスクが低く、バランスが良いのは、2回不活化→定期接種で2回生
・ただし、2回生でも通常はOK(第4回のリスク比較参照)

2.一度ポリオの生ワクチンを受けている場合
・そのまま二度目を受けても基本的には大丈夫(一回目より更にリスクは低い)
・心配なら、間に不活化を挟む

ポリオ騒動は、ひとつは報道のされ方の問題もあると思います。確かに、より安全な方法が既に確立されているのに、この騒ぎが起こるまでずるずると生ワクチンを使い続けた国の道義的責任は大きいです。予防接種でのみ発病する状態が続くのは、どう考えてもおかしな話です。

ただ、他方、リスクレベルを考えずに問題、問題、と騒ぐのもちょっと微妙なところ。というのも、よりリスクレベルの高い問題が結果的にかすんでしまう上、いたずらに人々の労力と心労を増やしてしまうからです。

今、いろいろと調べて私が心配に思うのは、来年度から始まる予定とかいう4種混合の方です。本当に大丈夫なのでしょうか?通常よりかなり早いペースで認可作業が行われているようですが・・・

この4種混合の不活化ポリオワクチンは、既にあるタイプとはまた違うという話を見かけました。弱毒株から作るのだとか。だとしたら、なおのこと慎重さが必要なのではないかと・・・

不活化ならなんでもOKではないんですよね、実際は。でも議論は不活化vs生、という感じになりがちで、それが心配です。

まあ、新しい不活化ワクチンでいちばんあり得る問題は「うまく免疫がつかない」「想定より早くに免疫が消える」というものだろうとは思いますが(不活化は適切に作られている限り、麻痺の心配は100%ありません)。

とはいえ。

生きて行く上でリスクはつきもの。できるだけのことをして、後は運命と思うしかないのかもしれません。

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