新型出生前診断、ある意味精度80%というかなんというか

3月 12th, 2013

「精度99%」の意味がずっと気になっていたのだが、思うデータを見かけたので・・・

「精度99%」で誤解、確定できず=新型出生前診断

出生前に遺伝子検査をし、99%の精度で分かる、という触れ込みだったが、現実には、「いったい何の精度か」が重要になってくる。素人目には、「異常あり、と出たら99%の確率で実際に異常があるのだな」と思ってしまいがちだが・・・

案外こういうもののデータは私たちが普段受ける印象と全然違っていることがある。実際この出生前診断にしても同じこと。

99%というのは、「『99%』は、ダウン症の胎児が100人いれば99人は分かるという意味」(記事より引用)、だという。同じことではないかと思われるかもしれないが、実は全然違う。実際、

「35歳の妊婦の場合、陽性とされた100人中20人は実際には問題がないと計算されている」(同、記事より引用)。

検査で異常が出ても、20%は実は、言ってみれば「間違い」。これに気づかず、「99%の精度だから、あきらめよう」となってしまうと、本当は何も問題がない赤ちゃんを殺してしまうことになる。

通常は、カウンセリングやら説明やらがあるはずなので、短絡的に「あきらめよう」とはならないだろうが、しかし、確定するには、結局羊水検査をする羽目になるらしい。

無意味ではないが、しかし、結局羊水検査をするのであれば、今までに比べて画期的というほどのこともない。羊水検査には子宮内感染、破水、出血、流産などのリスクがあり、300分の1くらいの確率だと言われている。聞くところによると、ダウン症の出生率は1000分の1くらいらしい。エート、それより検査死亡リスクの方が高い、ということ・・・なの、か?もしそうなら、随分乱暴な気がしないでもない。

実のところ、超音波検診でも、医師のスキルが低いってーと「本当は問題がないのに問題ありと診断されて中絶」というケースが意外とあるらしい。問題アリ、と出た時、セカンドオピニオンというのだろうか、「特に超音波画像を読むのに長けた」医師を捜して再度チェックするくらいのことはしてもいいかもしれない。

いや、つい脱線。

出生前診断を受けるかどうか、結果どうするかどうかは、それぞれの家族家族にもよるので、是非をとやかく言うのは難しい。

ちなみに、私は初めから受けるつもりはなかった。確かに年齢的に高めなのでリスクは高くなる、が・・・要するに、問題がなければ良いとしても、あった場合、相当悩むことになる。悩んで、悩んで、多分生む決断を下すだろう。だったら初めから調べない方が幸せに過ごせる。

周囲の皆もそれを支持してくれたので、私の場合はそれで過ぎた。「だって可哀想だもんね」・・・で終わり^^;。のーてんきと言われようが、なんだろうが、でも私はとてもそれでほっとした。

全体的には、多分、結局「異常が発見されたら中絶する」という決断を下すかどうかが検査を受けるかどうかの境目になるだろうと思うのだが、ただ、中には「準備のため」という人もあり、それはそれでなるほど、と思った。中絶はしない、でも心構えその他諸々準備するために検査を受けておくのだ、と。

生命に関わるこうした問題は、ある意味「正解」が存在しない。安易に求めて良いものでも多分ない。何はともあれ、私たちは、悩みながら、転びながら、できる範囲でできることをちまちまとやって行く他はないのだろう・・・

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