「理想の育児」に追い詰められないで

4月 23rd, 2014

はじめの子の時は何もかも初めてで、必死で、手探り。ちょっとしたことできゃーばたばた、きゃーばたばた・・・になってしまうもの。

母子手帳を読んで、子育て本なんかも読んでみたりなんかしたりして、離乳食も進め方を必死に見てぎゃーつくぎゃーつく・・・

ああ、規則正しい習慣をつけさせなきゃ、早く寝かさなきゃ、いろいろ話しかけなきゃ、遊んであげなくちゃ、テレビは気を付けないと、決まった時間に食べさせなきゃ、食べる量が多すぎる/少なすぎる、栄養がどーでこーで、おっぱいを飲む時間がどーたらこーたらで・・・

えとせとら、えとせとら。

がんばった、すごーーーーーく、がんばった。

でも・・・

上の息子はなんというか、割と「規格外」。どう規格外なのかはまた機会があれば書くとして・・・

とにかく、「寝ない」「食べない」(おっぱいは大好き)。

夜9時どころか、就寝時間は夜の11時・・・なら早いほうで、夜中の1時とか、2時とか。親のこっちが先にダウン。それでも本人はへーきで起きている(まあ、家族の他のメンバーが起きていたので完全一人ではないけれど)。

ご飯はなかなか食べてくれず、気に入らないとべーべーと吐き出しまくる。体重の増えは控えめで、曲線の下限ぎりぎりを低空飛行(ただし増え方自体は曲線に沿っていた)。

心、折れる・・・さすがに。

何がいけないのか一生懸命考えて、ご飯がそんなにまずいんだろうかとか、家族のメンバーが全員ちゃんと早く寝ないのが悪いんじゃないだろーかとか・・・手ぬるいのかときつく叱ってみたり、いやいやそれはよくないとなだめすかしてみたり。遊んであげたくても疲労困憊でそれもなかなかままならず、見ていると発達はなんとなーく遅れ調子に見えて(言葉遅め、歩くのも遅め)私って駄目親だ、とどよーーんと落ち込む日々。

特に規則正しい生活なんて夢のまた夢で。

・・・でも。

下の子が生まれて少し状況がよく見えるようになった。

同じ環境なのに、下の娘は「早寝早起き」「ごはんはばっちり食べます」タイプ。あまりぎゃーぎゃー騒がなくて、特に問題がなければご機嫌でいてくれるので子供が二人に増えた割には親にも余裕が。

下の娘は、若干発達に順序違い(寝返りだけなかなかしなかった)があったものの、おおむね「教科書通り」。身長も体重も真ん中くらい、運動面の発達はやや早めくらい、情緒面も大体標準通り。こちらが教えるわけでもないのに「このくらいの月齢だとこんなことをします」とあることを大体その時期にやって育ってきた。

下の娘を育てて初めて、育児書なり母子手帳なり保健所なりの話が「うんうんそうだね。そういう感じになるね」と理解できた。規則正しい生活だし(決まった時間になると要求してくる)、遊びも月齢に大体沿った感じで進むし、ご飯だって上手にもぐもぐかみかみして食べてくれるし。

手づかみ食べでも、上の子はすべて捨てられてしまうのでなかなかさせるにさせられなかった。でも下の子はせっせと自分で口に運んで食べてくれるので「手づかみ食べを思う存分」というのも難しくない。

結局、子供の個性の幅はものすごく幅広~いので、こっちがきーきーがーがー頑張ってもどうしようもない場合も少なくない。規則正しい生活ができればそれに越したことはないけれど、「寝ない子」もいる。しっかり栄養を取ったほうがいいけれど、「あまり食べない子」もいる。

子育ては、まじめな人ほど躓きやすいといわれるけれど、まったくもってその通り。最近は「親」に対する社会的要求が大きすぎて、なかなか大変なのだけれども(いつの間に子供を育てることが「親」と「教育機関」ばかりの責任になってしまったのだろう・・・?)、まじめーに話を聞きすぎているとまじめに取り組む人はつぶされてしまいかねない。

くどいようだけれども、小さい子供の個人差は本当に大きいので、「このころにはこのくらいできているはずなのに」「こんな風でなくちゃいけないはずなのに」とあまり思いすぎない方がいい。

育児書も保健所の指導もすべて「目安」に過ぎない。こうした目安は必要だけれど、目を通した後は、一旦脇へ置いておくことも大事。まあ、育児書等にも、「目安だよ」と書いてはあるのだけれども・・・なんというか、やっぱりね、はじめはついつい気にしてしまうわけで。

個人的には。

どんな風であってもその子はその子として受け入れる気構えの方が大事かもしれない、とそう思う。社会的なルールを教えて行く必要はあるし、生活習慣も身に着けさせなくてはならない。

けれども、その軌跡は、単一である必要はない。得意・不得意もある。本人の関心のありかもそれぞれだし、好き嫌いもそれぞれ。早くにできようが、少し時間がかかってできるようになろうが、最終結果に変わりはない。だから、そうぎしぎし慌てる必要もないのだと思う。

子供はその子その子で本当に多彩。結局、親にできることは、案外少ないのかもしれない。

もし今、小さい子、特に赤ちゃんの育児で「どうにもこうにも上手く行かない」と悩んでいる人があれば、あまり「理想の形態」にこだわりすぎないで、深呼吸して肩の力をすこーし抜いてみて欲しい。案外その方がうまく行くことも多いと思う・・・

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